Q ウールのカーペットに付いたシミを取るにはどうしたらいいですか?

A. 今回の考えられる原因としましては、アルカリ焼けによる黄変を起こしたか、漏水により汚れも一緒に外側に流れてできた輪染み、もしくはブラウニングによりジュートの色が浮き上がってきたことが考えられます。

施工手順としましては
ウルトラTLCを20倍に希釈したものを対象面に噴霧します。
②周りの濃い染み部分は、カーペットシャークを押し付けて絞り上げるようにします。
③ポリッシャーにカーペットブラシを装着しまわします。
④エクストラクターにナチュラルファイバーを50倍に希釈したものを入れウォンドで回収します。

一度乾かし様子を見てください。
もし全体の汚れが気になるようでしたらもう一度同じ手順で施工してください。
この工程で輪染みとブラウニングはある程度解決すると考えられます。
場合によってはアルカリ焼けの症状が残る場合もあります。(カーペットの色が黄色がかっている状態)

残ったアルカリ焼けに対する施工手順としましては
ラストステップを50倍に希釈したものを全体に浸透するように噴霧し30分放置します。
 (カーペットに残ったアルカリ基が酸性基に反応するようにたっぷりと噴霧します。)
②エクストラクターに同じようにラストステップを50倍に希釈したものを入れウォンドで回収します。
③ドライパスで回収した後、乾くまで放置。
④まだ残っているようであれば②と③の繰り返し。
⑤最後に染みやカビが残っている部分にステインマジック ウール用を使用してください。

カーペットがウールでデリケートな素材なので、実際に施工する際には、状況に応じて慎重に対応してください。

関連記事

ページ上部へ戻る