リンサー、エクストラクターの選び方
カーペットクリーニングを施工するにあたり、必要になるのはリンサーやエクストラクターと呼ばれる機材です。
ではなにをポイントに選べばいいのでしょうか?
機材を選ぶポイントは3つあります。
1)どこで使うか、何をしたいか
2)吸引力
3)ヒーターの有無
1)どこで使うか、何をしたいか
カーペットクリーニングの機材を持ち、主にどんな現場で使うでしょうか?
まずはリンサーとエクストラクターの違いをよく理解することが大切です。
ふたつの機材の大きな違いはパワー、そして”できる工法”が違うということ。
もし、家具やハウスクリーニングでの施工に使いたいと思うならば軽く洗えるリンサーがいいかもしれません。(軽く洗う、といってももちろん洗剤の選び方などできちんとキレイにすることができます。)
土足の現場や広い場所であるならば、パワーの大きなエクストラクター(強リンサー)がおすすめです。
現場の違いと求める工法で機材も変わるので、どちらを選ぶか考えてみてください。
2)吸引力
次に、絶対に見逃してはならないのが吸引力です。
リンサーでもエクストラクターでも、まずは吸引力に目を向けてみてください。
どんな機材でも吐出量(吐出力)は調整できます。
しかし、吸引力は一定。上限以上の回収はできません。
カーペットクリーニングにおいて、一番の大敵はオーバーウェット。
オーバーウェットを防ぐのは回収をしっかりするということに尽きるからです。
では対象となる機材の吸収力はどこで判断するのでしょうか?
機材のスペックに”バキューム”という項目があるかと思います。
細かい話になりますが、吸引力を表す項目には”バキューム圧”と”風量”があり、
カーペットクリーニングの回収作業において必要な力は”風量”となります。
たとえ圧が低くても風量が高いことが重要です。
S.M.S.Japanのエクストラクターは風量に着目し、効率よく風量を高める構造となっています。
3)ヒーターの有無
これは特に小型のリンサーに言えることとなります。
前述した通り、リンサーはエクストラクターよりパワーが弱いです。
となると、もちろん吸引力は低い。
クリーニングの結果を左右する作業の効率をどうすれば上げることができるでしょうか。
そこで期待されるのがヒーターです。
ご存知の通り、カーペットクリーニングにおいて、効果を高める一つのポイントは”温度”です。
回収パワーを補うために、温度を使って汚れ除去の力をあげることができます。
S.M.S.Japanのエクストラクターは、ヒーターは搭載していません。弊社は大型のエクストラクターにおいて、もっとも大切なポイントは吸引力だと考え、ヒーターの負荷を外しているためです。
S.M.S.Japanのリンサーは…吸引力をカバーする意味でヒーター搭載となっています。
以上、リンサーやエクストラクターを選ぶ際のポイントにしてください。